こんにちは!あきな(@akina_kabu)です。
投資信託の選び方が分からない。
この記事は、そんな悩みを抱える人に向けて書いています。
この記事で分かることは以下の通り。
- 投資信託の選び方と気を付けるべき3つのポイント
投資信託は、投資初心者にとっても手軽に始められる投資商品の一つ。
投資信託は初心者にオススメ!
しかし種類が多いため、どれを選べばよいか迷う人も多いと思います。
この記事では、初心者の方が投資信託を選ぶ際に押さえておくべきポイントを「どこよりも詳しく」解説していきます。
投資信託とは
まずは「投資信託ってなんだっけ?」をおさらいしましょう。
すでに何となく理解している人は飛ばしてOKです。
投資家から集めたお金を、専門家が株式などに投資して運用する商品
つまり、自分で株などを買うのではなく、専門家に代わりに運用してもらうということです。
いわゆる「投資の代行してもらう」ということですね。
投資信託なら考える必要がないから楽ちん!
投資信託はインデックス投資を選ぼう
いきなり表題に結論を書いてしまいましたが、投資信託の話をする場合、インデックス投資を語らずにはいられません。
というより、投資信託に投資をする場合、大半の場合は「インデックス投資」を選ぶことになります。
インデックス投資とは?
インデックス投資とは、特定の指数(インデックス)に連動する投資信託を購入することです。
少し難しい…
という人もいるかもしれないので、もう少し噛み砕いてみます。
- インデックス=指数のこと
- インデックスファンド=指数に連動する投資信託(投資商品)のこと
- 指数=日経平均株価やS&P500などのこと
- 日経平均株価=日本の代表する225の企業から構成される株価指数のこと
- S&P500=米国を代表する約500の企業から構成される株価指数のこと
例えば「日経平均株価に投資したい!」となった場合は、日経平均株価の動きを反映する指数に投資する形になります。
そうすることで、自身で企業を選んで投資するリスクを分散し、市場全体の成長に投資をすることができます。
国を代表する企業にまとめて投資!それがインデックス投資!
インデックス投資のメリット
インデックス投資には様々なメリットがあります。
ここでは3つ紹介します。
- リスク分散:市場全体に投資するため、特定の企業の業績不振によるリスクが軽減されます。
- 低コスト:インデックスファンドは運用コストが低くものが多いです。
- シンプルさ:市場全体に連動するため、複雑な分析や銘柄選びが不要です。
シンプル!低リスク!低コスト!
インデックス投資のデメリット
逆に、インデックス投資にはデメリットもあります。
ここでは2つ紹介します。
- 市場全体のリスク:市場全体が低迷すると、インデックス投資も同様に影響を受けます。
- 大きなリターンを狙いにくい:個別株のように大きな成長を期待することは難しいです。
一発逆転みたいなことはできないね。
投資信託を選ぶときの3つのポイント
ようやく本題に入ります。
投資信託を選ぶときの基準は3つだけ。たった3つです。
5分後には買いたい投資信託が見つかるよ!
早速見ていきましょう!
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①投資する国を選ぼう
まずは投資をする国を選びます。大きく分けて、日本か海外か。
それぞれのメリットとデメリットはこちら。
日本の場合
- 為替リスクがない
- 経済や企業情報にアクセスしやすい
- 成長率が低い場合がある
- 市場の規模が限定的
海外の場合
- 高成長の可能性がある市場に投資できる
- 分散投資効果が高い
- 為替リスクがある
- 経済や企業情報を把握するのが難しい
日本の場合は、情報を得やすいが成長率はいまいち。
海外の場合は、成長率に期待できるが情報の把握が難しい。
ということになります。
ただ「成長率はいまいち」という表現はやや語弊があります。
過去の成長率に関しては日本はやや海外から遅れていますが、今後はどうなるか分からないからです。
どちらを選ぶかは難しいのだ!
②投資する指数を選ぼう
次は、投資する指数を選びます。
有名な指数の例をいくつか挙げておきます。
- 日経平均:東証の上場銘柄の内、日本の主要225銘柄で構成される指数
- TOPIX:東証の上場銘柄の内、約2,000銘柄で構成される指数
- S&P500:米国の大型株500銘柄で構成される指数
- NASDAQ100:NASDAQ上場銘柄の内、時価総額上位100銘柄で構成される指数
- MSCI ACWI:世界の約3,000銘柄で構成される指数
投資する指数を選ぶ際には「どのような企業で構成されているか」「将来の成長性はどうか」を調べましょう。
また、自分のリスク許容度や投資期間に応じて選ぶことも重要です。
自身が許容できるリターンの振れ幅の範囲のこと。振れ幅が大きすぎる投資商品だと、日々の値動きに心が左右されてしまうため、自身の許容範囲を知っておくことが大事。
それぞれの指数に連動する投資信託の内、代表するものを紹介します。
日経平均
商品名 | 信託報酬率(税込) | 委託会社 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 0.143%以内 | 三菱UFJアセットマネジメント㈱ |
ニッセイ日経平均インデックスファンド | 0.143%以内 | ニッセイアセットマネジメント㈱ |
SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンド | 0.1133%程度※1 | SBIアセットマネジメント㈱ |
日本と言えば日経平均株価!
TOPIX
商品名 | 信託報酬率(税込) | 委託会社 |
---|---|---|
SBI・iシェアーズ・TOPIX インデックス・ファンド | 0.1133%程度※1 | SBIアセットマネジメント㈱ |
ニッセイTOPIXインデックスファンド | 0.143%以内 | ニッセイアセットマネジメント㈱ |
はじめてのNISA・日本株式インデックス(TOPIX) | 0.143%以内 | 野村アセットマネジメント㈱ |
TOPIXはSBIが一番手数料が安い!
米国株式(S&P500など)
商品名 | 信託報酬率(税込) | 委託会社 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)※1 | 0.09372%以内 | 三菱UFJアセットマネジメント㈱ |
ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド※2 | 0.05775% | ニッセイアセットマネジメント㈱ |
楽天・S&P500インデックス・ファンド※1 | 0.077% | 楽天投信投資顧問㈱ |
人気のS&P500!安定だよね~!
NASDAQ100
商品名 | 信託報酬率(税込) | 委託会社 |
---|---|---|
ニッセイNASDAQ100インデックスファンド | 0.2035% | ニッセイアセットマネジメント㈱ |
eMAXIS NASDA100インデックス | 0.2035% | 三菱UFJアセットマネジメント㈱ |
たわらノーロード NASDAQ100 | 0.44% | アセットマネジメントOne㈱ |
NASDAQの投資信託は他より少しだけ手数料が高い!
全世界株式(MSCI ACWIなど)
商品名 | 信託報酬率(税込) | 委託会社 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)※1 | 0.05775%以内 | 三菱UFJアセットマネジメント㈱ |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド※2 | 0.1022%※3 | SBIアセットマネジメント㈱ |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド※1 | 0.0561% | 楽天投信投資顧問㈱ |
迷う人はこれ!全世界にまるっと投資できるよ!
③手数料を見ておこう
次は手数料を確認します。
投資信託には以下のような手数料がかかります。
- 購入手数料:投資信託を購入する際にかかる手数料
- 信託報酬:運用期間中に毎年かかる手数料
- 信託財産留保額:投資信託を解約する際にかかる手数料
前段の「②投資する指数を選ぼう」でも信託報酬を掲載しているので、迷った時の参考にしてみてください。
手数料の比較
手数料は投資のリターンに大きく影響します。20年以上長期の投資なら、なおさらです。
特に、信託報酬は長期的に見ると大きな差になるため、できるだけ低コストのものを選ぶことが大切です。
信託報酬によるコストの違いを確認してみましょう。
信託報酬1%の場合:信託報酬は年間1万円
信託報酬0.1%の場合:信託報酬は年間1,000円
わずかな違いでも、大きな違いが出ることが分かります。
信託報酬は大事だ!
また、購入手数料に関しては無料の投資信託も増えているため、これも検討材料にすることができます。
投資信託を選んだ後にやるべきこと
投資する投資信託を決めたら後は買うだけ。
貯金が手元にある人は、そのお金を投資に回してもいいのですが、オススメは「毎月一定額を積み立てる」です。
投資の基本は「長期」「積立」「分散」。
特に、投資信託に投資をする上では、積立投資は大切なポイントです。
- リスク分散:毎月一定額を積み立てることで、平均購入単価を下げることが可能。
- 心理的負担の軽減:一度に大きな額を投資しないことで、心理的負担が少なくすることが可能。
投資信託は積立投資×長期保有が大事!
つまり、購入する投資信託を決めたら、やることは後2つだけです。
- 毎月の積立額を決める
- 積立設定をする
①毎月の積立額を決めよう
まずは積立額を決めましょう。下記の通り、3つのポイントから決めていけばOKです。
収入と支出のバランス | 毎月の収入と支出を確認して余裕のある範囲で積立額を決めよう。 |
目標金額から逆算 | 将来の目標を元に、どれくらいの金額を積み立てる必要があるかを考えよう。 |
リスク許容度 | 自分がどれだけのリスクを取れるかを考えよう。 |
例えば、毎月3万円くらい余る人なら「余裕をもって毎月2万円を積み立て投資に回す」とか、リスクをあまり取りたくない人は「とりあえず毎月5,000円から始める」とか。
自分の生活を苦しめない範囲で決められればOKです。
②積立の設定をしよう
毎月積み立てる投資信託と金額が決まったら、あとは証券口座で設定するだけです。
銀行口座やクレジットカードから自動的に引き落とされる設定にすることで、毎月の手間を省くことができます。
一度設定したらあとは放置するだけ!
自身の収入とのバランスを考え、定期的に積立額を見直しましょう。
証券口座での積立設定は、別の記事で詳しく解説しています。
まとめ
ここまで、投資信託の選び方について、3つのポイントを解説しました。
投資する国や指数を決め、手数料を比較し、毎月の積立額を設定することで、初心者でも無理なく投資を始めることができます。
設定するだけで投資を始められる!
長期的な視点で資産を増やしていくために、しっかりと計画を立てて投資を進めていきましょう!
それでは!
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